Doula Training
ドゥーラ育成プログラム(仮称)
所信表明
妊娠・出産・産後の安心をサポートするドゥーラの良さを
全ての人に享受してほしい
10年以上、アメリカの日本語コミユニティの健康をサポートしてきたNPOウィコラは活動の原点に戻り、ドゥーラの効果をより広く発信しアクセスを拡大するために、コミュニティと協働でドゥーラ育成プログラム(仮称)を作成し、2025年に第1期の受講生を受け入れる方針です。
ウィコラはサンフランシスコ・ベイエリアの小さなドゥーラ・サービスから始まりました。
異国アメリカで、家族や親しい友人が近くにいない、頼れるのはパートナーだけという孤独になりがちな環境で、外国語の英語で不慣れな医療システムに対応しなければならない・・・そんな妊娠・出産・産後の不安を緩和したいという強い思いからの出発でした。
ドゥーラには出産ドゥーラと産後ドゥーラの二つがあります。
出産ドゥーラは妊娠中から産後直後を通しての情報提供、継続的なエモーショナル・サポート、お産時のポジションの工夫などの身体的サポート、代弁者として医療者との架け橋の役割、赤ちゃんとのボンディングのサポートをします。
産後ドゥーラは、特に親への移行期である新生児期が順調に進むように身の回りや赤ちゃんのケアをサポートをします。
特に、出産ドゥーラにお産に付き添ってもらうと、お産の満足度が上がる、経膣分娩や自然分娩の確率が高くなる、分娩時間が短縮する、赤ちゃんのアプガースコア(新生児の状態を評価する指数)が低下しない、などの研究結果が報告されています。
現在アメリカにあるドゥーラ養成プログラムは、日本語コミュニティに合わせて考案されたものではありません。
さらに、数日間の講座を受講した新人ドゥーラは、シャドウイング(同行研修)もないまますぐにひとり立ちしなければならず、デブリーフ(振り返り)の機会もほとんどなく、ドゥーラになった後のサポート体制が希薄です。
ウィコラが考えるドゥーラ育成プログラム(仮称)の特長は、これらの点を改善し、日本語コミュニティの文化やニーズに寄り添い、シャドウイングやデブリーフを提供するサポート体制が整っていることです。
講座の内容は、妊娠・出産・産後や赤ちゃんのケアはもちろん、将来の子育てに繋がるパートナーシップや周産期グリーフのサポートまで含める予定です。
長期的には、プログラム修了者、サービス利用者、講師陣、受け入れ先の医療機関などからアンケートやインタビューを通してフィードバックを得て、一人ひとりが望むお産や産後に寄り添うドゥーラ育成への改善努力を継続していきます。
ウィコラ代表・小谷祥子
アンケート&インタビュー(コミュニティの現状)
2024年5月開始予定
2024年内に結果まとめ
講座内容
2024年内に方針決定
2025年内に第1期生募集
チームメンバー
立ち上げメンバー
小谷祥子(ウィコラ理事代表・米国ナースプラクティショナー・出産ドゥーラ)
福澤利江子(ウィコラ理事・看護学博士・日本の助産師・ドゥーラ研究者・ラクテーションコンサルタント)
柏雪子(ウィコラ理事副代表・米国小児科医・ラクテーションコンサルタント・発達グレーの子育てコーチ)
上中美月(医学博士・日本の産婦人科医・米国超音波検査士)
齋藤真希(看護学博士・日本の助産師・三重大学准教授)
出石琴美(ウィコラ理事・九州大学共創学部卒・社会心理学とジェンダー学の博士課程進学予定)
秀島美和(ウィコラ事務局)
山下素恵(ウィコラ事務局)
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